第十回。「印刷合わせ」だとか「立体印刷」とよばれる成形品は本当に金食い虫なのか。

第十回。「印刷合わせ」だとか「立体印刷」とよばれる成形品は本当に金食い虫なのか。

前回、初めて市販の成形品の実物紹介をしてみました。
スライドブリスターを探りにホームセンターに行ってみましたが、その品揃えは圧巻でした。

ブリスターを初めとする、商品を店頭で販売するためのパッケージとして使われる真空成形品。
そんな使われ方とはまた違った成形品があります。
印刷合わせとか立体印刷などと呼ばれ、広告や販促分野で使われる成形品です。
今日はその印刷成形品の費用感の話を。

印刷成形とはなに?

無地の材料を成形すると、形を見ることが出来ます。
工夫がこらされたり、細部まで作りこまれたりしている形状はそれだけで興味をひきます。
加えてここに絵柄や画像が加わったら、どれほどの視線を集めることができるでしょうか?

その効果を求めたものが、印刷成形品です。
あらかじめ、成形の伸び縮みを計算された印刷物を形状に合わせて成形します。

どれだけの視覚効果があるの?

その効果の感じ方は十人十色。
実際にご覧いただいた方がよいかと思います。

残念ながら、対比できる無地成形品と印刷成形品が手元にありませんでした。
代わりに、形状のデーターとそのデーターから作った印刷成形品を見比べてみます。
形状データーは茶色で出していますので、茶色の無地材料を成形したと思ってください。

形状データー

実はこのデーターは、私の顔を3Dスキャナーでデーター化したものです。
実際に茶色の材料で成形したら、こんな感じに見えることでしょう。
これだけでも、私は興味をひかれます。

次は印刷成形。
上のデーターから型を作り、顔の写真を使って成形したもの。

印刷物を成形する。

制作費用は?

より費用がかかるか?と聞かれれば、YESと答えるしかありません。

費用は、2D<印刷成形品。

2Dの紙製ポスター。

例えば、紙製のポスター。
用意するものは、印刷データーと抜型。
校正刷りによる確認。
生産工程は、印刷+外周抜き。

3Dの立体ポスター。

起伏のある立体ポスター。
形状データー・成形用印刷データー・成形型・抜型を用意。
本機校正による確認。
生産工程は、印刷+成形+外周抜き。
※印刷は成形用のストレッチインキを使用。

印刷成形品は本当に金食い虫なのか。

金食い虫
費用ばかりかかって利益を生まない物事を虫にたとえてののしっていう語。
(三省堂・大辞林第三販より引用)

 こればかりは、みなさまのご判断にゆだねるしかありません。
お客さまの利益につながる、資格効果の高い成形品を作ることに全力を尽くすのみ。

自分の顔のお面を被ってみる

あっと言わせるモノ作り。
絵柄や画像を付加させる印刷成形品の得意なところでしょう。