第十五回。【パッケージ解体】?かかとケア「O-MENS」これで畳の擦れをなくしたい。
【パッケージ解体】シリーズ。初めてパッケージを製作する。どういうものを揃えて、どういう仕様にしたらよいか分からない。ならば、パッケージの先人のまねをしてみることを勧める。もちろん、まねて良いこと悪いことは存在する。しかし、先人がこのパッケージをどういう意図で設計し作製したのかを理解することはとても有意義なことだと思う。そんな気持ちをこめて始めたこの【パッケージ解体】シリーズ。
ある時、気づいた。ここのところ、畳の擦れ方は激しい。確かに、畳も古い。しかしよくよく考えてみて、すごいことに気づいてしまった。この畳の擦れは、オレの老化が原因じゃねぇ??
暑がりで屋内では冬場でも靴下を履かない自分が、これから梅雨に入ろうかと言うこの時期に毎日靴下を履いている。そう、この畳の擦れは、老化によるかかとの硬化が原因ではないかと疑っているのである。昔はこんな硬くはなかった。
先日、逆テーパーのあるサンプル成形品を買いに出かけて、違うものを買ってきてしまった。だから今日は、絶対に「逆テ」。できれば「熱圧着のブリスター」も買ってこようと近くのドン・キホーテに出かけた。
開店間もない時間。それでもさすが客は多い。その中をすり抜けながら、迷路のような店内をパッケージ見本を探してさまよう。この品揃え、真空成形品を使ったパッケージも多い。
しかし、ビビッと来ない。今日は帰ろうかと、もう一度店内をぶらついていたその時。本当に店の隅、美容器具コーナーの隅の隅。商品さえ飾られていない棚にぽつんとあったのが、今日のサンプル。小泉成器製「O-MENS] モテル男のらくらく電動 清潔かかとケア。
モテンでもええ、畳が擦れなければ。でも、買うにはちゅうちょした。パッケージ的には目新しさを感じない(こればかりは開けてみないと分からぬこともあるが)。
商品としても、見てのとおり、箱にはほこりがかぶり、破れも見える。新品はないかと店員さんに聞いてみた。すでに販売ラインからはずれ、在庫もこの一点のみとのこと。
背中を押すものが必要だった。おお、充分あるじゃん
オメンズと書いてある。お面を作り続けてきたうちの会社。畳、かかと、お面でO-MENS。運命だ。
と、長い前置きになってしまった。開封。パッケージ内容は製品をプチプチで保護し、掃除用のブラシを投げ入れるためのくみ板が入っていたのみ。
開封前は、製品を固定するための成形品 台座に入っているのではないかと思っていた。こんな感じで。外箱に台座、定番のコンビだ。ちなみにこのパッケージは、先日アマゾンで購入した自転車用ライトのもの。今は、自転車用のライトもUSB充電なのね。
パッケージ紹介としては終了。いつもならばここで終わり。しかし、気になるのは、本当に「清潔かかと」になれるのか。畳を擦らないかかとになれるのか。動画をごらんあれ。きたなく、不格好な足でごめん申し上げる。
使ってみて。ヘッダーのやすりの部分が回転して、硬くなった角質を削る。頑固な角質に対するには力不足は否めないが、削り過ぎるよりはよいかと思う。失礼な話だが、思いのほか使える。それだけに、ヘッダーのやすりの部分の交換が今後どうなんだろうか そのあたりが心配になった。
真空成形品を使ってみようよ!
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