第五十二回。【四の五の5】わたしの散歩道(1)東京の東の端もすてたもんじゃない
- 2020.08.05
- update:2021.06.24
- フリートーク(4の5)
- 散歩
「四の五の」シリーズ。大字で四は 肆 、五は伍。 肆 と言う字は「かってきまま」という意味。ぐだぐだ、四の五の言うフリートークの第五回目です。今回は「散歩道紹介」という話。
記念すべき「四の五」シリーズの一回目に「朝早く起きて、川の土手を歩ことを日課としています。」と書きました。
第三十五回。【四の五の1】オリンピック カヌースラローム会場は一年後を待ってる。
歩き出したのは春先、そして先日やっと梅雨が明けました。水面の景色はやはり夏本番がいい!今回はわたしの目に映るこの景色をご覧頂こう!ということにしました。
ここは江戸川区の西端。スタートから見える景色。二つの川を挟んで向こう岸は江東区です。この先で右手にあった首都高が回り込んで左手に見えるようなります。
二つの川と言いましたが、実は首都高中央環状線の足場を挟んで手前が中川、向こう側が荒川となっています。そしてこのあたりで二つの川が合流します。二つの川を分ける壁はなくなりますが、目に見えない境は存在していて江戸川区側は河口まで中川と呼ぶようです。
遠くに東京スカイツリーが見えますね。
左手に見えるようになった首都高越しに競技場と川が見えてきます。
この競技場は江戸川陸上競技場。十数年前にレアル・マドリッドの公開練習場になった場所です。この競技場を借りて使用したことがありますが、その際に「設備の中に選手たちのサイン(落書き)が残っているので注意してほしい」と言われたことがありました。
川は左近川。荒川と合流した中川に流れ込んでいます。この日は海も干潮で、川底もかなり浅くなっていました。
川向うに見えてくるのが夢の島公園。ここは東京五輪のアーチェリー会場となっています。
わたしは趣味でアーチェリー競技をしていますが、初めてしっかり習ったのはこの公園の施設「BumB(東京スポーツ文化館)」ででした。道具も貸してもらえて1回540円(税込)で受けられる公開練習は魅力です。
ちなみにアーチェリー競技のチケットに応募しましたが外れてしまいました。というか、全外れ。本当に残念です。
この地区には二つの鉄道が走っています。上流側に東京メトロ、海側にこの画像のJR京葉線。最寄りの駅は先が「西葛西」駅、後者が「葛西臨海公園」駅となります。この京葉線の高架を過ぎると、海に向かって歩いている気分がいっそう強くなります。
画像をご覧頂くとこの高架が三つあるのがお分かりでしょう。一番海側の高架がJR京葉線。真ん中二本が首都高の上り下り。首都高の下を走るかのように国道357「湾岸道路」。画像向こう側、川を渡れば新木場に、手前千葉方面に進めば舞浜、そう東京ディズニーランドに向かいます。
もうすぐ海です。正面に海ほたる、右手に東京ゲートブリッジが見えます。この東京ゲートブリッジですが、恐竜が向かい合っているように見えるため「恐竜橋」と呼ばれています。この橋のおかげで車で羽田空港に行くのより楽になりました。
海ほたるは、神奈川県川崎ー千葉県木更津を結ぶ「東京湾アクアライン」上にある海上パーキングエリアですが、所在地は「〒292-0071 千葉県木更津市中島地先海ほたる」。郵便番号・住所までついているんですね。ちょっと驚きです。
東京ゲートブリッジ。うちではやはり恐竜橋です。普段使いには長すぎて言いづらいですもの。そうそう、山手線にできた新駅は「高輪ゲートウェイ」でしたね。‘ゲート’つながりですが、こちらもちょっと微妙。
高架を過ぎて左手にすぐ見えるのが「四の五その1」でご紹介した、東京五輪カヌー・スラロームセンターが見えます。背後に見えるのは、都立葛西臨海公園の観覧車です。
この日は写真を撮り忘れましたが、右手川向うに見える東京臨海副都心からは「パレットタウンの観覧車」を見ることができます。左右に観覧車、ちょっと贅沢です。
スラローム会場を過ぎると一気に海が広がります。先程お話した「恐竜橋」がアーチをかけるように、眼下に海の森水上競技場があります。ここでも五輪カヌー競技が行われる予定です。
江戸川区では「スラローム」ですが、江東区では五輪カヌー「スプリント」競技です。しかし、先程も言いましたがアーチェリー・カヌー全外れです。この距離に住んでいるのに。
河口到着。東京湾です。この時間は干潮で釣り人が海に入っていました。左端から飛び出してきているのは、葛西臨海公園「海風の広場」ですね。ここが突き当りで左に曲がって歩きは続きます。
葛西臨海公園越しに東京ディズニーリゾートが見えてきます。天気が良いと房総半島が一望できます。早朝散歩は臨海公園入口手前で引き返すことを常にしていますので、この先が折り返しです。
折り返して来ました。川向うに東京臨海副都心を見ることができます。今年も中止のようですが、東京花火大祭(元の東京湾大華火祭)を遠くに見ることができていました。現地に行くのも楽しいですが、混雑を避けてこのあたりから静かに見るのもおすすめです。
先程通った高架。京葉線と首都高と湾岸道路が並行しています。そうそう、この土手の道。赤い舗装に白い線が見えるかと思います。川側が自転車帯、陸側が歩行帯と分けられています。この道はサイクリングロードとしても人気があるようです。さぁ、このまま急ぎ戻ります。
川向うの南砂町。ここにあるのが「SUNAMO(南砂町ショッピングセンター)」。嫁さんと二人で歩いてよく行きます。江東区南砂町と江戸川区清新町を結ぶ「清砂大橋」を渡れば適度な散歩距離です。
もうすぐゴール。ドアtoドアで約5.5キロの散歩道。いかがでしたか?
この日は梅雨明け初日で、本当に夏らしい天気でした。この後昼前に、弁当と椅子を持って嫁さんと二人で臨海公園まであらためて歩いて行きました。海を見ながらボーっと。
川と海に囲まれたこの地区。昨今の大雨被害を考えると良いことばかりではないかもしれません。けれど交通の便も良く、それでいて自然の多い、わたしにとっては住みやすいところです。
東京の東の端も捨てたもんじゃないでしょ。
追記.(2020.0811)
先日撮り忘れた「パレットタウン大観覧車」。今日は富士山が背景になっていました。
この日の復路でこんな光景を見ました。送電塔とスカイツリーが重なった結果、東京タワーのような姿になっていました。スカイツリーだけに「空食」と言ったところでしょうか。
追記.(2020.8.25)
朝の散歩の際に撮った写真です。そろそろ空が高くなってきましたね。この日は、東京湾アクアラインの木更津方面への架け橋がよく見えました。
追記.(2020.8.25)
涼しくなりました。早朝の散歩では汗をかかない日もあります。この日は、房総の工場地帯がくっきり見えました。朝から白煙が立っています。
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