第四十回。【パッケージ解体】uni「クルトガ アドバンス アップグレードモデル」船形も、その対比もかっこいいんだ。

第四十回。【パッケージ解体】uni「クルトガ アドバンス アップグレードモデル」船形も、その対比もかっこいいんだ。

【パッケージ解体】シリーズ。初めてパッケージを製作する。どういうものを揃えて、どういう仕様にしたらよいか分からない。ならば、パッケージの先人のまねをしてみることを勧める。もちろん、まねて良いこと悪いことは存在する。しかし、先人がこのパッケージをどういう意図で設計し作製したのかを理解することはとても有意義なことだと思う。そんな気持ちをこめて始めたこの【パッケージ解体】シリーズ。

久しぶりの文具。あえて文具と呼びたい。そう思わせるのはこの製品が「キレイな文字が書ける」とうたっているからである。こんなストレートな物言いをするなら、文房具ではなく文具と呼びたいのだ。

・三菱鉛筆「クルトガ アドバンスアップグレードモデル( Loft限定カラー)」

クルトガアドバンス商品特徴

シャープをよく使う学生の「文字をキレイに書きたい」「芯先の偏減りや芯折れを気にせずに、勉強に集中したい」というニーズに対応した、文字の濃さも太さも変わらない「キレイな文字が書けるシャープ」です。

『クルトガ スタンダードモデル』と比べて2倍速く回る20歯のギアを使用した自動芯回転機構「Wスピードエンジン」は、芯先が「偏減り」しやすい、字画が少なく1画の線が長い文字(カナや英字)でも、均一な描線を書くことができます。また、2Bなどの濃く軟らかい芯を使用した場合も、通常のシャープと比べて文字がつぶれずにはっきりと書くことができます。

精巧に加工したパーツを使用しているため、クルトガ特有のペン先の振動が抑制され、筆記感が安定します。さらに、芯先を先端パイプから出さなくても筆記可能なスライドパイプが筆記時の芯折れを防ぎます。これにより『アドバンス』は筆記途中に芯が折れて集中力が途切れてしまう、ノートが汚れるなどのストレスを感じることなく筆記することが可能で、テストや授業など、集中を持続させたいシーンでの使用にもおすすめです。

アドバンス アップグレードモデル

『アドバンス アップグレードモデル』には、キレイな文字が書けるシャープ『アドバンス』と同様に、書くたびに芯が回転してトガるWスピードエンジン、精巧に加工した金属パーツ、筆記時の芯折れを防ぐパイプスライド機構に加え、デザイン性のあるスタイリッシュなパンチンググリップを採用しました。

クルトガアドバンズ全体をながめる。かっこいい

かっこいい。なんてかっこのよいパッケージなんだ。

クルトガアドバンズを横からをながめる。かっこいい。

外箱の逆船形がかっこいい。そしてこのふたの勾配が、この部分に入れられた印刷を正面からでも見えるようしている。黄色で描かれた図面のような絵柄、右肩の朱色の三角を途切れることなく見せている。

またご覧のとおり、外箱の高さ分主張が強くなっており、売り場でもとても目立っていた。

紙の中からいきなりプラが出て来るこの対比も自分の目には新鮮。外箱の色をあえて地味めのグレーにしていることも、この対比を効果的にしていると思う。

loft限定色 ペン先がシルバーなところがそうか?

どうやらペン先がシルバーなことが「Loft限定カラー」らしい。

本当にかっこいい。今日はここで終わらせても良いくらいだ。ものを買うとき、迷ったとき、決定のポイントは「自分にとってかっこがいいこと」で良いと思う。ただわたしの場合、製品本体のみならずパッケージも含めてというところで元の目的を誤るかもしれないが。

クルトガアドバンスパッケージ一式。外箱・紙製台座・真空成形品

uni「クルトガ アドバンス」のパッケージ一式。紙製外箱1、紙製台座1、真空成形品1の組合せ。

逆勾配による製品固定

製品固定のための逆勾配箇所は、左右に2か所ずつ。ペンクリップの部分の成形は形状なりになっているし、この固定箇所のおかげで製品が回ってずれる心配は当然なし

セットは外箱の中に成形品と製品を入れた上で、最後に台座だろう。

製品を先に成形品にセットした状態で外箱の中に入れ、最後に紙製の台座を滑り込ませるセット方法か?台座の先端が半円状に伸びている。外箱の逆船形に対応する形で外箱のふたの内側にぶつけて、上下に製品が動かないようにするための仕様。これはもう片側にもある。

箱の中はちょっとごちゃごちゃしてセットするのに慣れが要りそう

当初、ひっかかりが多そうでセットはしづらそうに見えた。が、画像の反対側=下のふたから行ってみると思いの外、すっとセット行うことができた

とは言え、スライドブリスターなどのパッケージに比べれば手はかかっていると思う。定価が1000円を超える高価なシャープペン。だからこそ行えるパッケージングなんだろう。いや、だからこそ高価でもわたしのように購入する消費者がいるのだろう。

そうそう、紙の台座の下(=中)は空洞になっている。セットしてみて思ったのだが、パッケージとしてはここがもったいないような気がする。もしかしたら、この空間に他のモノを入れてセット売りに使うのかもしれない

本当にきれいな文字が書けるのだろうか

解体はここまで!本当にかっこのいいパッケージだった。では、本当にきれいな文字が書けるかを試す。

実際に書いてみた

便箋1枚分、「吾輩は猫である」の冒頭を書き写してみた。

ふつう鉛筆やシャープペンは傾けて書く分、片側が先に減ってしまう。それを補うために回しながら使うのだが、このクルトガは自動でペン先が回るらしい。このアドバンスはスタンダードモデルの倍で回るとのこと。

書いていてとても違和感があったのは、この道具の仕組みならではだろう。何とも言えないが、使い込めば慣れるのだろうか。とりあえず、かすれることもなく便箋1枚はすらすらと書けた。

※Loft限定カラーモデルの購入は、loft店頭またはloftネット通販()のみ